最近は色々なカラー剤がメーカー毎に出てきており、日々格闘しています。
- 後日明るくしたい方向けの、色の抜ける黒染め方法。
- ベースの色味によって変動するカラーの色味実験。
- 白髪をカバーする明るめのヘアカラー方法。
- 赤みを抑えたファッションカラー。
様々なカラーの手法や、色味調整があるのですが、イメージと実際は仕上がりが異なることも多々。
当店ではロングからショートに切る際に毛髪を頂き、後日のカラー実験に使用させていただいております。
今回の実験は、「ベースの色味が違う毛髪に同じ色味を入れてみた」です。
写真左の5回以上ブリーチを行った毛髪(※以前白抜き実験を行った毛髪)。
写真右の退色テストを行った14トーンの退色毛~1回ブリーチをイメージした毛髪。
上記毛髪に同じ色味を入れて色味を見比べてみたいと思い実験スタートです。
今回の薬剤はスロウカラーのアッシュA/14と、補色で使うブルー、ヴァイオレットV/06をシンプルに「1:1:1」にオキシ6%二倍希釈でカラー剤を作りました。
写真左の5回以上ブリーチを行った毛髪(※以前白抜き実験を行った毛髪)の仕上がり
- ブルーバイオレットが前面に出た。
- アッシュ14を使用する事で色の沈みがなかった。
- クリアを代用しても同じ結果が出そう。
- 退色過程でシルバーになりそうな色味。
写真右の退色テストを行った14トーンの退色毛~1回ブリーチをイメージした毛髪。
- 赤茶感が無くなり濃いめのグレージュ感が出た。
- 光に透かすとかなり綺麗な色味。
- 茶色感は残る。
- 同じレシピであれば2回ブリーチくらいがちょうど良さそう。
- 個人的には好きな色味。